「最端製図受講生最後尾の私がなぜか!?製図試験に受かった体験談」

                                       香川県 ゴロ

 

 

プロローグ

 

合格体験談を・・・といわれたものの、私の場合「失敗体験談」と称したほうが正解です。

え〜自己紹介が遅れました。香川県在住のゴロと申します。男っぽい性格の女です。

仕事はサラリーマンをやっておりまして。

取得の動機は知り合いの不動産屋が二級で悪戦苦闘していて、

「よっしゃ、ほんなら私もやってみっか!」と思いついたことです。軽いな。

え、そんなことはいいから早く最端製図を使った体験談をとっとと書けと。

すんません。もすこしだけお付き合いください。

 

私は一言で言うと「資格マニア」です。資格は自分でも忘れるくらいぎょうさん持っています。

実は「学科」に限っては資格マニアには比較的簡単に合格することのできるカテゴリーなんです。

これは私に限った事ではありません。

「合格のコツは」とよく聞かれますが、「短期集中ツボを抑え過去問で試験を把握せよ」という一言に集約させてもらいます。

あと大事なのは気が短いことね。ダラダラと計画的に毎日まじめに勉強するのではなく、

直前に昼夜を忘れて不健康不衛生に詰め込むタイプが向いています。

 

私が二級建築士の学科試験をはじめて受験したのは 2 年前です。学科試験は独学。

試験勉強を始めたのは試験の 1 週間前です。で、あっさりと合格しました。

この勉強期間だけ聞くと、友人知人(特に建築関係)は一様に驚きました。

ただ、これにも仕掛けがありまして・・・

その前の年にキッチンスペシャリストを、さらにその前年にインテリアコーディネーター(略して IC )を取得していました。

どちらも勉強期間は 1 週間。 IC など、図書館から借りてきた 5 年前のテキストで勉強しましたから

つまり、建築士だろうが IC だろうが、学科は出題範囲がかぶっているところが多いんです。

=その分、勉強も手が省ける。

そんなこんなで私の心に「おごり」と「油断」が生じたのも無理はありません。

「製図だって楽勝だ」と・・・

 

ゴロによる、ゴロのための、ゴロの視点による二級建築士の学科と製図の違いです。

 

学科は・・・ゲームで言うなればザコキャラです。

主人公(つまり受験生)が初期装備でも何とか倒しちゃうことができます。

 

・・・ふつーはそのあとに出てくるのはザコキャラに毛の生えた程度のボスでないと設定上アカンじゃないですか。

ところが・・・二級の製図は、いうならば「ラスボス(最終ボス)」です。

ゲームでこんなん出したら「クソゲー」(失礼)とボロカスに言われます。

でも二級の製図は、初期装備でノコノコやってくる主人公を容赦なく叩きのめします。

・・・ゴロは見事にこの罠にハマったのでした。

 

ただね・・・二級を 10 年以上前に取得した人はみんな言うんですよ。

「二級は建築業に携わる者にとっては原付免許みたいなもん。うからんとおかしいわ」

ってね。え〜、同じことを言われた覚えのある方がいれば、ゴロと仲良くしましょう。

だから、今の受験生がすったもんだしているのなんて、彼ら(過去の合格者)にしてみれば

「お前ら、アホなんかやる気がないかのどっちかやろ。」としか見てくれない悲しい現実があります。

 

そして、その概念を刷り込まれた受験生が、今日も一人二人と犠牲になっていくのです・・・。

 

 

二級建築士に落ち続けた過去

 

長い長い前置きはさておき、ここからが私の二級建築士製図試験の本当の体験談です。

初年度、前置きにもあった通り完全に製図をナメていた私は、市販の製図対策テキストを一冊購入し、

図面を 2 枚ほど練習しただけで本番に臨みました。

いや〜、実はね、結構自信あったんですよ。

だって全部時間内に書き切ったし、時間に余裕があったから、立面図に立木を書いて、

ご丁寧に色まで塗っちゃったんですよ。

ただですね・・・屋根伏図はサッパリわからなかったので、テキトーに描いて提出した覚えはあります。

試験後も「よし!これはうかった。さ〜名刺に二級建築士って入れる準備しなきゃ」と

まったく合格を疑っていませんでした。

そして、運命の日、ポストに入っている通知ハガキ。

自信満々にラミネートをめくったわたしの目に飛び込んできたのは「不合格」「ランク3」の2文字。

 

もうね、目の前が真っ暗になりましたよ。

ただその時は「来年がある。来年にはリベンジだ」と心に誓ったもんです。

 

そして 2 年目、さすがに去年の失敗が身にしみたのと、「 RC ・・・わからん」ということで、

地元の建築士会が主催する製図講習会に参加しました。

ところが、ちょうどその時に仕事もプライベートも忙しかったのと、ほぼ同時期に試験のあった別の資格の勉強にも

同時進行で取り組んでいたこともあり、宿題はおろか、講習会にも半分しか参加しない有様でした。

しかしながら、本番ではやはり、時間前には書き終わり、見直す余裕もあったんです。

そして、アホの一つ覚えよろしく「今年こそうかった! RC も設計できちゃう二級なんてサイコーだね」と、

鼻歌のひとつも歌いながら帰路に就いたことを覚えています。

その年の通知ハガキにも「不合格」なおかつ「ランク4」の文字。

一発不合格!!!!!なんで!!!

 

と納得のいかなかったゴロは思わず建築士会に電話しましたよ。

すると、係のおっちゃんが申し訳なさそうに

「今年は香川県全体でも、講習会受講者も共にここ数年で最悪の合格率だったんや。

うちも本部に問い合わせているけど、回答がこないんだわ」という何とも歯切れの悪い返事。

さすがに堪えましたね。

「もう来年しか残っていない。しかしこんなしんどい試験を来年も受けなアカンのか。はぁぁぁぁぁ」と。

もうね、口からエクトプラズムが出てきましたから。

唯一救いだったのが、その年にほぼ同時受験した別の資格が、 3 年越しの努力で合格していたことです。

(何の資格かって?2ちゃんねるのひろゆきが同じ年の合格者ですよ。ググってみてください。)

 

 

最端製図との出会い

 

季節は移り変わり、いつしか初夏が訪れました。

懲りない私は、今年も新しい資格に挑戦したのです。

「お前〜、二級建築士に専念せえええ!ことしカド番やないか!」というツッコミが

頭の中に響きましたが、それでもやってしまうのは悲しい性でんな〜。

その試験が 8 月に終わり、さすがに二級の練習をせにゃあならんと焦り始めた私。

今年はまた木造だ。あのカナバカリ図に、あの屋根伏図にまた取り組まにゃあならんのか。ひーーーーー。

と思いつつ、「二級建築士 製図」とググりました。

すると、 YouTube になんやら、簡単に立面図を製図する先生がおるやないですか。

じーーーっと 30 秒ほど動画を見て(全体は 5 分? 10 分くらいだけど、イラチな性格なので)

即座に「 saitanseizu 」のキーワードでググりました。

出てきましたよ我らが最端製図。

問い合わせましたよメールで。

 

以下、メールのやり取り。

「 2010 年 8 月 4 日

はじめまして。今日から二級建築士の製図の準備を始めたゴロと申します。

おととしは B 判定,去年は C 判定で落ちていますが,製図のスピードは速くいずれも

時間内に書き上げております。

(実は機械製図を CAD で 10 年近くしていました。ただ,建築図面はいまもって構造や

描き方などよくわからないまま描いています。)

ただ,ことしはラストチャンスなので,絶対に負けられない試合です。

そこで,各種ある通信添削講座の中から, YouTube で驚異的な描画を披露しておられる

御社にご指導を願いたいとメールしました。現在,テキストを含め何も所有しておりません。

(今日の夜に平行定規と製図道具一式をオークションで落札する予定)

そこで,こんな私に最適の教材や道具があればご教授ください。

よろしくお願いいたします。」

 

これに対する先生の返事、早かったですね〜。

「ゴロ様

こんばんは、最端製図 .com の神無修二です。

お問い合わせのメールありがとうございます。

3年目という事ですが、製図道具はお持ちではなかったのですか?

テキストや教材ですが、基本テキスト、作図テキスト、伏図テキスト、今年の課題に

対するテキスト、テンプレート定規などいろいろそろえております。」

 

・・・そうなんです。わたしゴロは今まで平行定規を持ってませんでした。

1 年目は知り合いの建築会社の社長のをお借りしましたね。まさに他人のふんどしで相撲を取りました。

2 年目はシナ合板を平行定規の大きさに切りだしたものを持参し、 T 定規で勝負しました。

(会場中の注目を集めましたよ)

今年はさすがに自分の物を準備せねばと思いつつ・・・高いじゃないですか平行定規。

 

ゴロはね〜・・・・・お金がないんですよ。

 

ただし今年は角番。奮発してオークションで中古の平行定規を 8860 円で購入。

(着いたら、ケースがボロボロで、なぜか古い犬の匂いがした。)

あと、製図用の高いロットリングのシャーペンも 3 種類買っちゃいましたね。

名前も入れちゃいました★。しめて 5800 円。ってか、無駄なことに金使うなよ!

結論。学科に受かったら、とにかく製図道具だけは揃えましょう。結果、高くつくから。

※ゴロの平行定規、今はもちろんもう不要なので、誰か買わない?

以上、宣伝でした。


 

さてさて、最端製図に戻りましょう。

「お返事ありがとうございます。 はい。三角定規があればちゃちゃっと製図をしてしまいますので

今まで使っていませんでした。(しかも時間内でおまけができるくらいのスピードで書くことができました) が、

今年はさすがに効率よく描けるように考えて、製図道具を揃えることにしています。

教材類の見積をください。

すみません。お金をあまりかけれないものですから。よろしくお願いいたします。」

 

するとまたまた先生からお返事が

「講座には課題解説テキストと伏図テキストがついておりますが講座の受け付けは先月の12日に終わっています。

今からですと、かなり大変なスケジュールになってしまいますが、よろしいですか」

 

ぬ・・・この先生、なかなか親身じゃあないですか。

で、決めましたよ。最端製図に。後半戦とドローイングコードとテンプレート 2 種買っちゃいましたよ。

 

こうしてゴロの最端製図デビューとなったわけです。たぶん最終最後尾の生徒ですよね!

 

 

製図練習に取り組む日々

 

さて、重い段ボールが到着し、すぐに製図に取り掛かるかと思いきや、まだのんびりとテキストを眺めるゴロ。

でもね、これが良かった。

なんせ試験官の視点で、どのツボを抑えて書くかが事細かに書いてあったから。

これは神無先生が大手資格学校で長年二級建築士の指導を数多くこなしてらっしゃるからこそできる指導ですね。

その指導が非常に分かりやすい。教え方に無駄がないんです。

ホントーに受かる製図の書き方をエッジの効いた仕方で教えてくれている・・・。

この先生の指導なら合格できるんじゃないかと、本気で思いましたね。

今から受験される方も、先生の発行しているテキストは隅々まで目を通しましょう。

 

製図に取り組みだしたのが 8 月中旬の日曜日。試験まで 1 カ月を切ってからです。

最初の課題はエスキースこそ自力ですが、カナバカリ図や屋根伏図などはほぼ模写。

エスキース 2 時間半、製図に 7 時間半。ヘトヘトになりましたね。

終わったのが夜中の 2 時頃でした。翌朝、即投函しました。

第二課題に移ろうと思ったものの、最初の課題のダメージが大きく、結局先生の添削が到着した後、

第一課題の 1 週間後の日曜日に再スタートしました。

これが最初の難関でした。

エスキースができない。できない。できない・・・(焦)

思わず、掲示板にグチってしまいましたよ。

「う〜ん。第 2 課題のエスキースに 4 時間経ってしまいました。これ、難易度、高くない、ですか???? 」

ついに、解答例に目を通しました。

ギブアップして、回答例をとりあえずエスキースに落とし込み、後はなるべく自力で製図することにします。

エスキースでこんなに足止めを食らうとは予想だにしませんでした。

自分の来月を思って、合掌。

 

すると先生から即回答が(それにしても、夜中の 11 時半に即回答って・・・)

「4時間ですか、エスキースはルールに基づいて行えば、自然とできあがる。こういう感覚が必要です。

そこから先は自由に考えても OK です。自分自身で障壁を設けていませんか?」

 

確かに自分で壁を作っていたんですよね。それは感じていたんです。

で、その壁は・・・なんと試験当日も破れることはなかった・・・・(涙)

→結論。エスキースをものにするにはある程度の時間および練習が必要。これホント。

 

そして、この日を境に、私はまるで忍者屋敷のように複雑なエスキースをするようになったのです・・・。

 

結局第 2 課題については自力のエスキースはギブアップして、他人の解答例などを参考にしました。

製図は 6 時間くらいだったかな〜

 

ま、少しずつではありましたが、エスキースはともかく、製図だけでも上達していたんですかねぇ。

 

その後、3から5までのすべての課題をなんとか 8 月中に終わらせました。

といいますのも、自分の中で「 9 月 2 日のシンクロ試験は絶対にみんなと一緒に受験する」

という目標を立てていたからなんです。


 

まさかの!シンクロ試験

 

シンクロ当日、やりました!エスキースよし!製図も時間内に収まったよし!

先生方のご助力に感謝した瞬間です(おいおい、まだ早いだろうに・・・)

試験直後、バイオハザードの新作映画を見に行き、そっちの方がドキドキする私。

 

そしてシンクロ試験の添削が返ってきました。フンフンと鼻歌を歌いながら封筒を開封。

「え・・・・・」目を疑いました。

点数なんと 「 24 点」

はぁぁぁぁん???なんやて!たしか合格点って 60 点以上じゃろ!?

これじゃあ、う、うからんやぁないかい!

バイオハザードでドキドキどこの騒ぎじゃありませんがな。

 

即先生にメールしましたよ。

「 2010 年 9 月 9 日  シンクロの余りの点の悪さにショック受けまくりのゴロです。

ただ、今の段階で気づいたこと&妙にスイッチが入ってしまい 今朝は急遽、お休みをいただいて特訓中です。

で、お願いなんですが、第 2 課題の追加条件で今からまた製図をして添削をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?

できた課題はデジカメで撮り、メールに添付して今日中に送ります。

急なお願いですがよろしくお願いします。

追伸。できれば、追加条件をメールで送ってもらえますと助かります。」

 

すると先生からまたまた素早いお返事が(先生、メールの鬼やね)

「こんにちは、まだ3日ありますよ。頑張りましょう。追加条件です。(略)

肝心な事は、できるかできないかではなく、何分でできるか、でもありません。

60 分後、作図に入る事ができる状態になっている事です。

(減点があっても構いません、それをいかに少なくするかが勝負です。)」

 

というあたたかーいお言葉。地獄に仏とはまさにこのこと。

しかも課題集の問題まで送ってくれるとおっしゃるじゃありませんか。(涙)

→他の資格学校でここまで親身にやってくれるところ、ありませんよね!

こうなったらもう、やるしかありませんね!

もうホントね、鬼のように頑張りましたよ。(その力、もう少し前で出せと自戒)

この日結局、追加条件の課題と、課題集の問題1つを終え、速達で出したもんです。

先生にはあまり煮詰めすぎるな。シチューを作っていたらグラタンになっていたなんてことにならんように、

少し落ち着いて取り組めと注意されましたけどね・・・。

間の悪いことに、試験前々日と前日は京都に出張していました。

 

 

京都御所を見る機会があったのですが、心は半分試験の方に飛んで行ってましたね。

でも、御所を見てよかった・・・。

多少は息抜きができましたし、なによりよかったのは御所はまさに日本建築史の見本市。

寝殿造りに書院造り、高床式宮殿建築。昔の職人はすごいと思いましたね。

特に感動したのが桧皮葺き(ひわだぶき)の屋根。

見本も置いてあって、見ると小屋梁の上に小屋束をたてて母屋たてて桧皮の下には垂木を敷いて、

とまさに製図で煮詰まっていたところのオンパレード。

じーーーーーーっとガン見していたら、警護の警察官ににらまれてしまいました。

 

京都にいる間も、先生からメールで添削結果を知らせてもらい、感謝しきり。

うちに帰ると、 2 枚とも添削されて戻ってきていました。

相変わらず出来は良くないですが、少なくとも一枚は先生も私も初めて試験という土俵に

ようやく乗ったのではないかと実感できるレベルのものでした。

 

 

そして試験本番へ

・・・・・・(汗汗汗)

ゴロは未知との遭遇というものをこの年にして初体験しました。

目の前にいる試験課題君というのが、どうにもゴロと会話が通じないのです。

 

え・・・・・・・エスキースがでけん!

やばい。やばすぎる。

神様仏様アッラームサッラーム!

すでに時計は 1 時間近く経過している。

同じ部屋の人で書き出している人が少ない。これは、もしや、今年は難しい部類なのか・・

頭が、2回は、真っ白になりました。ホントーに真っ白になるんだと感心。

 

・・・感心している場合かーーーー!

 

ふるえる手で禁じ手「忍者屋敷」をエスキース。汗が滝のように滴り落ちます。

(いや、実際猛暑でしたけど、かいていたのは脂汗ですわ)

 

なんとか試験終了10分前に作図完了。震える手でざっくりとチェックしました。

 

試験終了後、ゾンビのように歩く私に、 S 資格や N 学院の営業すら寄ってきませんでした。

(やばすぎる雰囲気がでていたんだろうなぁ)


 

帰って即、自室にこもり、先ほどの未知との遭遇・・・

もとい試験課題君をカバンから引っ張り出しました。

そして、二度と触らねーーとあれほど心に誓った平行定規を犬臭いケースから取り出しました。

とにかく、この惨状を先生に伝えねば。ゴロの頭はフラッシュメモリー。

時間が経つと、見事にリセットされてしまいます。今ならまだ間に合う。

 

必死で再現図を描きました。

途中で龍馬伝が始まったので、その時間だけ中座しました。(福山さんの魅力には再現図も勝てない)

書き終えたのは午後10時。一日に二度も製図を行った2回目の体験です。

 

「先生に届くのは明日速達で出してもあさって。でもゴロは今、この製図の評価が知りたい・・・」

と思ったゴロは、再現図を写真で撮り、なんと、2ちゃんねるの「肉球板」に載せてみました。

 

早速、何人かから、でも珍しく真摯なコメントをいただきましたよ。

 

「オレのエスキースは自信を持っていいんだなと言うことをおたくの図面を見て思ったよ。

それにしてもよくこんだけ複雑な間取りが考えつくな。おれには無理だわ。」

「2階の母 DK で、家族6人が壁伝いに並んで座って、キッチンを眺めている姿を想像して吹いた。」

「1階の上の方にある空間は何?え、何の目的もないの?これは試験官に突っ込みどころ満載として荒さがしされるパターンだぞ」

「樹木が建物に強接触しているな。これが一発ドボンならダメな気がする。」

「玄関で兄弟の世帯を行き来するのか。これは一発ドボンじゃないか。」

「今年は楽勝だったな。特にエスキースも難しくなかったし。今年の合格点は高いんじゃねえかな〜。」

 

もうね、みんな、ゴロの屍を越えて行け、と本気で思いましたよ。

ゲンナリしながら、速達で先生に再現図を出しましたよ。

 

で、数日後戻ってきたんですわ。

 

気になる点数は・・・・・「58点」

 

ん〜、なんでしょう。このビミョーな点数わ。

ってか、これって落ちてるんじゃね?

だって、60点が合格基準(※年度によって違うらしいが)なんでしょ一応。

 

ああああ、もうだめだ。

さらば二級建築士試験。さらばヤマトの諸君。やけ酒くらってその日はフテ寝しましたよ。

そして・・・・その後二級建築士のことはほとんど思い出すこともなく日々が過ぎていったのでした。・・・・・・

 

 

翌々日に知った合格通知

 

12月4日。その日は土曜日だが珍しく仕事が入って会社に出ていました。

「なんで休日まで仕事をせにゃあならんのだ・・・」とボヤきつつカレンダーを眺めていて、

ふと気付きました。

「そういえば、ぼちぼち二級の合格発表じゃなかろうか。」

去年の、二年前の悪夢を思い出します。

「・・・通知ハガキ来るまで、まってよっかな・・・」

しかし・・・座して死を待つのは武士じゃない。潔く腹かっさばきましょうぞ。

 

ホームページを開きます。

合格番号が羅列していますが・・・うわ、少ないなぁ。これは今年もダメか。

手もとの受験票を見つつ、画面をスクロールさせます。

うわ、いっぱい番号が抜けてるやん。勝てる気がしねー。

 

ん。

 

んんん。

 

 

んんんんんんんーーーーーーーー!

 

 

 

 

 

 

・・・あった。

 

番号が。

 

やった。

 

ガッツポーズをしようとした時・・・

 

「おい、ぼちぼちお客さんところに行くぞ」の声。

 

・・・・・・

 

 

その日はたまたま両親の結婚記念日でした。

両親のため、また自分の合格祝いも兼ねてケーキを買いました。

夕方、帰宅するとポストにおなじみの通知ハガキが。

「まさか…ホームページの合格発表はウソだよーん!という悪い冗談だけはやめてくれ」

と祈りつつハガキのラミネートを開封。

 

よかった〜。

 

合格の二文字が躍っていました★

 

 

エピローグ

 

二級建築士を取得したからといって何か特別に生活が変わったわけではありません。

強いて言えば、昨日(12月7日)香川県に建築士免許申請に行ったこと、

19,200 円の手痛―――い出費があったことくらいです。

あと、家族や職場の仲間を含め、何人かが「おめでとー」と祝福してくれたくらいです。

ゴロが今後、一級建築士を目指すのかというとそうでもありません。現在の職種では

二級を使うことすらないと思います。

しかしながら、最端製図の神無先生はじめ優秀な講師の先生方、また掲示板で励ましあった同期の

受験生の方々の励ましもあって、絶対に合格しないだろうと思われていたゴロが見事に合格した

この経験は非常に貴重なものだと思います。

たぶんゴロは今後もいろいろな資格に挑戦するでしょうが、めげそうになった時には

今回の一連の経験を思い出して、励みたいと考えています。

 

最後に、今後の受験生の皆様へ。

絶対に合格するんだという強い意志を持って取り組んでください。

確かに難しい試験ですが、努力次第で合格するもんです。

(あと、たぶん私は運も強かったのだと思います。)

最後に資格マニアとしてのアドバイスを。

壁はいつも自分で作っているんです。いや、実際に難しい試験ってありますよ。

だけどね、「今年は無理」と思うと必ず落ちる。「俺が(私が)うからないはずはねえ」

という妙な自信を抱いて試験に臨めば、なぜか不思議と合格するんです。

(ただし、その自信を抱くための下準備=練習・勉強はかならずすること。自分の納得するレベルまでね)

 

是非次はあなたが栄冠を勝ち取ってください。

 

あれ、最後はゴロらしくなく綺麗に〆ましたね。え、このコメントがウザい?

スンマセン・・・。

 

END