設備屋が選んだ「体験談ベスト10」オンパレード(これって体験談?)

 

〜〜ときは9月12日。試験開始時間前まで時間は遡ります。〜〜

試験課題が裏向けに配布されてきました。裏から「チラッ見」タイムの始まりです。

2方向接道かな? 作図の種類は何かな? 床面積の規模は? 外構は? スロープは?・・なんて色々。

「チラッ見」、「チラッ見」また「チラッ見」。

あれ? 北側接道やんか。床面積も想定内。 なんとかなるやん。

 

(こんな安易な気持ちが、次第に道を踏み外していく序章になるとは・・・。気付きませんでした)

 

「時間です。初めてください」の合図とともに、課題用紙の全体を考察。

ゾーニング条件や図面の種類、立面図の方向チェックOK。よしよし。ここまではよかったんです。 

ほんと 「ここまでは。」 

 

課題の主条件を念入りに読みます。なんか母親の生活動線が何を言っているのか理解できない。

3 回は読みました。

心の中では、「課題を考える前に、人に伝わる国語をきちんと書けよ! と小言です。」 

まあ、ここは後でもう一度見直すことにして、各室条件を整理していきます。何回もチェックしました。

行き来する部屋の繋がり、先生がいつも言っていた機能図も描きました。

右半分の作図条件もいつもと違うところはチェックマーク。

先生がよく引っ掛けに使っていた「食器棚」や矩計図の「小屋束」などを十分にチェック。

(先生が意地悪(?)してくれたことが役に立つんだ。なんて。)

 最端から頂いた赤ペンでチェック。よし!OK「完璧」。 今から思えばそれが心の油断なのです。

「もう少しチェックしとかんかい!」

当時の自分に言ってやりたいです。

そうです。忘れもしません。あの屋外の「記念樹木」です。

条件文は「枝張3m高さ5m」 です。

それをなんとまあ「枝張5m高さ3m」に読み違え 。 

とほほ・・ですわ。

皆さん、この条件で製図を試し描きしてみてください。

正直、まるで庭園と駐車場で公園状態ですわ。

俺は今、木造専用住宅を建てなあかんねん。 公園作ってる場合と違うねん。ほんま困りましたわ。

しかし、いったん頭にインプットされてしまうと、読み間違いに気付かないんです。人間は愚かです。

このことに気付いたのは試験終了の10分前。 あぁ・・もうやり直しは無理や〜〜。

 

まるで 「♪〜この木、何の木、邪魔なる木〜♪」から始まった、とんでもない製図試験の幕開け。

建設可能範囲はどこ? エスキースが成立しない! 時間が経過する。

あぁ・・イメージしていたものが次第に心の中で崩壊していくのでした。・・・・

 

【後編、第1位に続く】 

 

=========================================

 

これは、二級建築士への体験談ということなんですが、すいません。

性格が性格なもんで、はっきり覚えていないのです。

(先生、皆さんゴメンなさい。)役立つ体験談は皆さんのものをご参考ください。

よって、この製図試験を通じて得た感想や、出会った方への感謝を込めまして、

設備屋が勝手に選んだ体験談(みたいな)ベスト10。試験と関係ないこと多数。

気楽に読んでやってくださいね。

 

 

 

じゃじゃ〜ん♪(以降は面倒くさいのでやめます) 

 

○第10位:  会社の近所のモスバーガーは、とても親切。

・最初から「これなんじゃい?」の声が聞こえてきそうですが、我慢。我慢。これ、第1位にしたいくらいなんです。

私の通勤時間は約45分程度。会社は9時からですから、普通8時頃に出勤すればいいんですが、

常に朝6時に家を出ます。(早過ぎますかね?)これ、もう2年ぐらい続いています。

このモスバーガー6時30分に開店なんです。昨年の学科試験の学習はもとより、今年の前半戦から後半戦の

製図勉強に至っては、4人掛け机いっぱいにエスキース用紙と課題を貼り付けて、毎朝、エスキーストレーニング。 

モーニング280円で2時間ねばるんです。(迷惑な客なんです。)

そのお陰で、今があると言っても過言ではありません。この 2 年、モスの大将と女性店員さんは、

毎日「ごゆっくりどうぞ(笑顔)」ってとても勉強に専念させてくれます。ほんとうに感謝。感謝。

でも、いつも同じトーストセットなんですが、セットには、イチゴジャム付いているんですよね。

ダイエットのためバターだけでええよ。と過去言ったばかりに、いまだにジャムは運ばれてきません。

たまにはイチゴジャムの気分の日もあるんです。 「ジャムどうします?」と聞いてくれませんか?

 小心者なんです実は。モスの大将「お願いします。」

 

 

○第9位: 製図試験のひとつには道具も大事です。

・製図を始めたころ、なかなか時間が短くなりません。図面の書き方の未熟さが大きいのですが、

まずは、何に時間がかかっているんだろうか?無駄な動きを省けないか?

なんぞ考えれば、アイデアが出てきます。 「え〜い。必要なものは自分で作ってしまえ!」っと。

まずは、鉛筆と消しゴムの持ち替え時間のロスを実感。

この消しゴム、平行定規の上で、色々な場所によく出張に出かけよるんですわ。

探すと「あれ? どこ? 隠れないでお願い。」なんて具合に。

「え〜い。めんどくせい。鉛筆に消しゴムを取り付けてしまえ!」って〜のがなんとも単純な人間の発想。

色々なペン型の消しゴムを購入。そん中で、ベストマッチングしたものをテープで固定。

これがまた調子が上がるんですわ。実に軽快(自己満足) 素人工作なんですが、格段に製図スピードが向上しました。

メンバーズサイトの「道具あれこれ」で少し見てくださいネ。その他に「パタパタ定規傾斜台」、

「机の幅が狭くてもいつも同じ傾斜を保持するベース板」、その他「製図用改良ベスト」などを手作り。

これに不動産屋Jさんに取り寄せてもらった固めの座布団を加えて絶好調。

 

 

○第8位: 神無先生がいつも言う、プランの引き出しはなかなか増えない

・エスキースに悩んだ時に直接メールで、エスキースを勉強できる本売ってませんか?なんとも単純な質問。

返信には「色々なプランニングの引き出しを増やすこと・・・」とまあ期待通りの回答です。

「そんなん、無理、無理。理屈は十分にわかってるんですが、簡単に引き出しは増えませんよ。先生。」

しかし、エスキースに王道無し。何とかせねばと悩んでいると、神様が少しヒントをくれるんですね。

「なんで、先生は引き出しを沢山もっているのか君はわかるのかね?」と小声で。理屈は簡単。

先生は経験とたくさんの生徒さんの作図を添削しているんです。

私は自分の課題製図か、せいぜい本屋で売っている製図本ぐらいです。

すなわち、他の生徒さんの図面を見たことがないんです。

「これだ!」

と判りました。引き出しを増やす(盗む)方法はこれしかないと。

早々、先生に卒業生さんの「作品集を購入したいのですが? 今年のテーマであれば、どの作品集でしょうか?」

先生からは、「平成20年度(高齢者の・・・二世帯住宅)が参考になるかも・・」

ということで、早々、購入のバスケットに入れました。 

これ役に立つんです。いやいや、目からウロコウロコです。

人の作品を見ていると、引き出し以前に、自分の固定観念が崩れていくのを感じます。

1・2階のプランや重ね方、小部屋のまとめ方、外構の考え方に至るまで、同じ課題条件でも人それぞれ全く違うんですよね。 

「こんなのあり?」なんて作品も沢山。しかし、不思議ときちんとまとまっている皆さんが多いんです。

やっぱ真剣な再現図、いわゆる火事場の何とかの結晶なんだな〜。

これを境に製図の固定概念というか、視野がすごく広がりました。作品集もひとつの教科書なんです。

「スランプに落ち込めば作品集を眺めろ。」

これ隠れ鉄則です。

 

 

○第7位: 平行定規は壊れやすい。しかし、万が一のフリーハンドは強い味方です。

・当時、スレッドでも書き込みさせていただきましたが、

後から出てくる戦友の不動産屋Jさんと偵察受験に出かけた、とある模擬試験。

開始直前に突然「設備屋さんドライバーもってる?」って。

「なんでこんな時にドライバーいるの?」(でも、いつもリュックにはドライバーとコンベックス。)

と思いましたが不動産屋Jさん席に行ってビックリ。平行定規の定規部分が傾いている。こりゃ大変。

あちらこちらのネジを緩めて復旧を試みましたが時間が無くあえなく断念。ゴメンネ。直せなくって

でも本番じゃなくて本当によかった。 試験後の酒はそのフリーハンド図面で盛り上がりましたね。

いつもよりよく出来てましたよ。 ( 失礼 )  

平行定規は精密機器です。皆さん十分注意しましょう。

 

 

○第6位: 製図勉強は太ります。

・個人的なことですが、自分は疲れるとすごく口内炎ができるんです。

この2年間で、近所の歯医者さんに概ね週1回、1年半は通い続けています。

特に製図を始めたころから、口内に2、3箇所の常駐は当たり前。週1回の歯医者の帰りには、

ビルの1階にあるミスタードーナツに寄ってしまうんです。

ドーナツ2個とコーヒーが唯一の心のひととき。

これを続けていると、 デブ レスパイラルに陥り体重は10キロ増は確実。

製図板にお腹が当たり出すのが注意のサイン。 くれぐれもご注意を。

(体験談とまったく関係なかったですね。 次の第5位の前座とお考え下さい。)

 

 

○第5位: ミスドに通っていて、いいもの発見。

・第6位との合わせ技です。行き着けのミスドに行くと必ずコーヒーを3回お代わりを入れにきてくれます。

(よく飲むんです。だから太るんです。)なんでそんなに積極的に入れに来てくれるのかな?といつも思いました。 

ある時、それがわかったんです。

ミスドさんは新たにコーヒーをたて終えてから、それを提供し終えるまでの時間をストップウォッチで計っているんですね。

だから、いつも濃くなり過ぎずおいしいんです。 

だから時間が迫ってきたらコーヒーを捨てるよりは、お代わりを入れにきてくれるんです。 

(なるほど。僕が気に入られているのかと錯覚してました。)

そのときにコーヒーメーカー近くで見たストップウォッチ。これがようできているんですわ。

4種類の時間を同時に計れるんです。 (例えば、平面図、立面図、伏図、矩計図のように)

ミスドのお姉さんに「ちょっとそのストップウォッチ見せて。」と言って使い方を聞きました。

これ製図時間計測用にベストマッチなんです。商売で使っているものはどこかが違いますね。

早々、ヤフオクで同じものを落札しました。このストップウォッチが製図の友としてがんばってくれました。

(音を消すには、裏蓋を外して黒のコードをプチリと切断。これで持込みもOK)

 

 

○第4位: 他の生徒さんの質問(書き込み)は教科書と同じ。

・これからはまじめな話も少し。

最端製図は基本的に独学なのですが、生徒の皆さんが書き込んだ質問こそが非常に役に立ちました。

自分でも聞けなかったこと。違う理解をしていたこと。みんな同じことを悩んでいることがわかったこと。

などなど、独学と感じたことはあまりありませんでした。

 みなさんいい質問してくださって感謝しています。

 自己学習できました。ありがとうございます。

 

 

○第3位: 最端製図との出会いは You Tube  神無先生より最端定規に驚いた。

・先生すいません。正直に書いてしまいました。

今年の初め。そろそろ何か製図の練習をしないとと思っていたときに、たまたまネットでヒット。

「り・り・立面図すごい早い!なんじゃこれは ! 」すばらしい定規やこれは。

ところで、これは誰? なんて調子で、定規欲しさにすぐに直接TEL。

神無先生が電話に出られたので、さすがに定規売ってくれとは言えず、

「二級建築士製図書いたこと無いんですが無理でしょうか?」と控え目に。

「木造は皆さん初めてですよ。」というのが最初の会話。

名前も言わず電話を切りましたが、な〜んか後ろ髪を引かれる思いは何だったのでしょうか。

(定規の為?違います。営業じみていない、商売気の無さそ〜な返事だったからだと思います。)

よし決めたここや。地元大阪でやっているところ。そんな気楽な乗りで、学習アイテムをバスケに。

すぐに、返信メールが来ました。その中に、「今、電話くださった方でしょうか?」とコメント入り。

コレコレコレ、こんなエッジの効いた息使いが伝わってくるような通信講座を探していたんです。

「ヨシ!ここや。最端製図で最後まで、きっちり責任取ってもらおう。」と決意をした瞬間でしたね。

 

 

○第2位: 戦友に出会えた大阪講習会、この試験を通じて得た最大の宝物。

・時は7月上旬の大阪講習会。先生すいません。何を教えてもらったのか余り記憶がありません。

覚えているのは、2日とも、すごく飲みまくったこと。

特に2日目。事務所で先生が事前に買い込んでもらっていた冷蔵庫の缶ビール。

最後まで飲み続けて残っていた生徒4人が、ほとんど飲み切りましたよね。

そんなこんなで、この4人の不思議な不思議な関係が動き出します。

(miuさん。なかなかさん。不動産屋Jさんそれと設備屋)たまたま出会った4人が、情報交換、入手課題の交換、

わからないことの相談やアドバイスなど盛りだくさん。まるで学生時代に戻ったように、

試験前日までメールやり取りして励まし合っていましたね。

なぜ、あんなことが出来たんでしょうか。 

同じ目標に無我夢中で向かう戦友だったんでしょうね。

ほんと、もしこの3人に出会えてなかったら、最後までがんばれなかったと思います。

3人の戦友達。ほんとうにありがとう。

 

 

○ 再び、じゃじゃ〜ん♪  とうとう第一位です。【続・後編の始まりです。】

・「枝張5m高さ3m」こんな樹木2本も? 駐車スペース、駐輪場 , 、スロープ、

おいおいおい建物どこに建てるねん 


しかし、1時間が経過したころ、そろそろ周りは製図モード開始。

自分は2階がまだまとまっていない。

さあどうする。最大の判断」ここが大阪人ですかね。まあええやん。なんとかなるか ?  図面を書こ。

「おいおい2階はどうすんねん」と自問自答。手先は1階を描いているのですが、

頭の中は完全に2階のエスキースモード。不器用な人間が恐れ多いことを。

よって、ほとんどエスキース無しで2階を作図。(こんなん初めてですわ。) 

そのため、1階の下屋部の屋根が描けない。 「えーい。片流れでゴマカシやっちまえ」

今から考えると、なんてええかげんな作図方法なんでしょうか。すると、色々と各図の取り合い忘れが出始めます。

なんとか残り20分前ぐらいに一応完成。ここからが重要なチェック時間。

あ・あれ?「枝張3m高さ5m」って書いとるやんけ。

「ウソ〜。だまされた!」


(自分の読み違いを原因にしないのが大阪人のいいところ) しかし、もう図面は完成しています。

最後に樹木の大きさを3mに修正したら、庭が広いこと。広いこと。

植栽いっぱい描いてごまかしました。

「チクショ〜。これがラスト製図か!今までの約120枚の図面練習は何やってん。無念。とほほ。」

やっぱり条件文は隅から隅まで読まんといかんな〜。

最後は最端でもらった刷毛で回答用紙を念入りにお清めして  THE END 。 

 

 

 

今から振り返ってみれば、楽しい苦労と出会いがいっぱい詰まった感謝の1年でした。

お世話になった神無先生を始め多くの先生の方々、最端生の皆様、大阪講習会で出会った、ナオさん

たかたんさん、コニさん、藤井さん、そして、共に挑戦してきた戦友のmiuさん、なかなかさん、

不動産屋Jさん(パタパタグループ)、モスバーガーの大将と店員さん、ほんと皆さんありがとうございました。

あわせて、大阪天満宮、住吉大社、石切神社、金剛山(葛城神社)、宮島の厳島神社の神様。

お願い事ばかりですいません。

(実力不足は、やっぱり最後は神頼みです。大吉のおみくじ集めをしましたよ。)

 

最後に、黙って支え続けてくれた嫁さん。ありがとう。

最後の試験図面は寝室の2つのベットを仲良く引っ付け描いておきましたよ。これで許してね。

 

日時は12月2日 

「合格通知」を前にして、おめでとうの微笑みの裏には、ヴィトン?グッチ?

え〜い。まとめて買ったるわい。でも少しだけ待ってくれる? 

建築士の登録費が先なんで。

 

 H22年度の二級建築士受験記録 BY 設備屋