「最端との出会い〜そして合格へ 僕の合格体験記」 tk


はじめに

この試験を受けてみようと思ったきっかけは受験資格がある事と周りの既得者に触発されて、と単純なものでした。

そこから僕の戦いは始まりました。

で、どうやって戦うかですがまずは書店で参考書、過去問を手に取り自分に合いそうなものを物色します。

気軽に過去問を解こうと試みましたがむ・ず・か・し・い・・・。

「え、2級でこんなレベルの問題出てくるんか」

特に文系畑の僕には学科V建築構造の力学問題は未知の世界でした。

この時点で、受験をやめようかとも思いました。

でも自分には嘘を付けずパソコンを開いては「2級建築士」をネットサーフィンしてました。

すると、かわいいコアラが動く面白そうなサイトを見つけたのですがどこかで見た記憶が・・・。

まあそれが「最端製図.com」だったのですが、その一昨年も同じサイトを見ていた事を思い出しました。

自分の中で最端の事がずっと気になっていたのでしょう。

そんな中「学科クラブ」なるものを発見。その中にサンプルノート、

つまりテキストの中身をチョイ見せさせてくれるバナーがありました。

軽い感じで例の学科V建築構造を覗いて見ました。解法に従って読み進めていくと

「解けた!!」

するするっと堅結びされた紐がほどけた瞬間でした。

もう、申し込こまない理由はなく学科クラブへの入部を決めたのでした。



学科の試験


学科クラブは講義ノートと言うテキストを読み進め、末端にある過去問で知識を植え付けるシステムです。

しかもその過去問は20年分を閲覧可能です。僕は学科クラブ以外のテキストは使用しませんでした。

と言うよりこれに勝るテキストがなかったからです・・・。

サンプルノートで力学を解けてから勢いに乗ってる時期ですから「よし、20年分制覇してやる」と

無謀とも言える計画を立てました。

ほぼ毎日、講義ノートを閲覧しては過去問を解いてを繰り返すのですが

仕事が終わって家族が寝静まってから夜な夜なパソコンで勉強する為、時間的にも限りがありました。

なんせ20年分制覇ですから、、、。

そこで講義ノートをコピーし、昼休憩や移動時間等の少しの隙間時間を使って牛歩でも止まることなく進めて行きました。

進めて行く内に必ず疑問点が出てきます。学科クラブではその都度メールにて質問が出来ます。

しかもその回答速度が速い。僕が今から質問する事を待ってましたかの様に即答して頂けます。

これには本当に救われました。いつも先生が付いてくれていると言う安心感は独学者にとっては心の支えです。

しかしながら、資格学校は毎年の様に新傾向問題の重要性を訴えており、過去問重視で進めている

僕にとってそれは不安材料でしかありませんでした。

20年分を終える頃にはやり遂げたと言う達成感よりも、「これだけで大丈夫か?」と言った不安感の方が大きくなって行きました。

このころの僕は少し過去問病だったかも知れません。

焦ってる旨を先生にメールした事もありました。

「焦らなくても大丈夫です。じっくり行きましょう。」

「出るか出ないか分からない新傾向問題に取り組むのも良いですが、過去問を大事にして下さい。」

そんな先生からの言葉で勉強の方向性は確固たるものになり試験当日まで突っ走れました。


学科の試験当日 ―

前日は緊張からか余り眠れず早目の起床できちんと朝食を食べて血糖値を上げ試験会場の雰囲気に

慣れる為早目に入りました。

試験問題が配られると緊張のボルテージMAX。手の震えが止まりません。

「時間です。始めて下さい。」

問題用紙をめくり、なぞる様に問題を読む。

「えっ、今年は簡単?」そう思えるほどスラスラ解けます。

この時ほど学科クラブのありがたみを感じた事はありません。

前の人が使用してはいけない法令集を持ち込み没収されてたハプニングを除き

何とか無事に試験を終えました


結果、学科T計画20点

学科U法規23点

学科V構造21点

学科W施工20点

学科クラブがなければ絶対に勝ち取れない点数でした。

で、いよいよ最大の関門設計製図の試験です。



設計製図の試験


学科クラブに入部すると学科の試験後に製図添削の後半戦に申し込めます。

早速、添削後半戦と大阪講習会及び大阪製図講習会を申し込みました。

講習会場にて初めて他の最端生とお会いしたのですが、みなさん年齢は様々ですが、

同じ志を持って集まっている事に喜びと感銘を受けました。

大阪講習会では製図試験と言うものの実態、取り組み方及びノウハウをご教授頂き製図の試験に対する

対策の方向性を示してもらいました。

みなさん良い緊張感の中、あっと言う間の1日でした。

そして翌日の大阪製図講習会。実はこの講習会の数日前、製図に対する不安を先生にメールで送ってまして

「大丈夫です。講習会で全てお伝えします。」と温かいお言葉を頂いており

不安ながらどこか楽しみでもありました。

そしてその不安は当日一瞬にして消え去りました。

神無先生、文月先生のお二人に線1本の引き方からご指導頂き、手順通りに描き進めると

こんな僕でもそれとなく図面らしく描き上げられたのです。

目から鱗の講義内容を自分のものにする為、それからは自分なりに「無駄のない手順」を確立しました。

この作業が今考えると、とても重要ポイントだったと思います。製図時間はエスキスを含め5時間と決まってます。

考えてる(手が止まっている)時間はほぼ皆無です。ここを詰めて考えたおかげで約6時間かかっていた第一課題が

第三課題以降は時間内でおさまってきました。また僕はエスキスが本当に乏しく、

先生の解答例を見る度「同じ空間でこんなに素敵な間取りになるのか」と自分のエスキスを見てはいつも落胆しておりましたが

「エスキスも大事ですが要求されている事を漏らさず描く事」これまた救いのお言葉を頂きました。

7月末には何と僕ら受講生の希望で急遽、追加の講習会を開いてもらいました。心から感謝致します。



8月からは図面を描くに連れて細かい所まで気になり、先生にはその都度質問を投げ掛けてしまいご迷惑をお掛けしました。

特に伏図についての質問で先生とメールでやりとりさせて頂いていたのですが

文系畑の僕はどうしても理解出来ず、「先生、お伺いしたいのですが」と僕。添削作業でこの時期多忙極める中、

今考えると図々しさ極まりないです。改めて本当に申し訳ありませんでした。

「そんなに時間は取れませんが、19時以降なら良いですよ。」との先生のお言葉。

ご指導下さってる先生方に何とかご恩返ししたい、そんな気持ちで一杯でした。

48点から始まった第一課題、9月のシンクロでは80点。そしていよいよ最大の関門

「設計製図の試験」を迎えるのです。




設計製図の試験当日 ―


学科の試験と同じように前日は余り眠れず早起きし、試験会場には2時間前に着いてしまいました。

教室の机は想像以上に狭く、1つの長机に1人〜2人がちどりで座ります。

早々に製図板を養生テープで固定、各製図道具をセッティングし最後の戦いに備えます。

開始15分前くらいでしょうか。試験官の方が4、5名来られ注意事項の説明を始められます。

徐々に鼓動が早くなります。

そして試験問題を裏にして配布。

「それでは、始めて下さい。」試験官の掛け声と共に皆一斉に問題用紙を表にし、

解答用紙を製図板にセット。

試験開始前に解答用紙をセット出来るものだと思ってたので少し焦りました。

で、赤ペンで問題をマーキングしながら読み進めエスキス突入。

「段差が20mmを超える場合は屋内スロープを設ける」の文字。

えっ、これって第一課題でやったやつや!! ここでも先生に感謝です。

そして今までの自分を信じて室を落とし込んで行きます。30分程で大体の形が出来たので再度チェックに入ります。

「エスキスに60分は使って下さい。」先生の言葉の通り、見切り発射の危険性を講習会で教わっていたので、

とりあえず一発アウトを避けるべく1にチェック、2にチェック。

「今年はサプライズらしいサプライズもないなあ。」と、サプライズをスルーしてしまってる

不安を感じながら60分経過した所で作図に入ります。

今年は6面あるので作図場所に注意しながら、ひたすら練習してきた「無駄のない手順」で描き進めました。

描き終えたのは丁度15時。ここから再々度チェックに入ります。

レ点を打って消し込みながら問題を読み進め、細部の修正を加えながら16時。戦いは終わりました。

瞬間、体の力がどっと抜けていくのが分かりました。

帰路に着くと「あれは、こうした方が良かったんじゃないか。」とか「うわ、これって大減点?」とか

再三のチェックにも関わらずミス発覚。チェックした気になっていたのかも知れません。

不安が頭をよぎり、またまた先生に何通もメールしてしまいました。



「どれも減点させないか、小さい減点です。」「あまり考えすぎない方が良いですよ。」のお言葉。

先生のエスキスを見て感動すると共に、自分の相変わらずなエスキスに落胆しながら再現図を描き

12月を待つことにしました。

 


終わりに

そして運命の12月4日。

この日まで試験の事を1日も忘れることは出来ませんでした。

9:30 試験元のHPを開くと「合格者を発表しました NEW」の文字。

おそるおそるクリック。都道府県をクリック。

番号がズラーと並んでます。

「あった。」ありました。何度も受験票の番号と照らし合わせましたが

どうも自分の番号とは信じられませんでした。

自ずと目頭が熱くなったのを覚えています。

神無先生に即ご報告させて頂き、嬉しい事に文月先生からもお祝いのお言葉を頂きました。

講習会で出来の悪い生徒だった為、先生方も苦労されたと思います。

メンバーズサイトには試験後もみなさんご自分のエスキスをアップされてましたが

本当に機能的で利便性の高い熟慮されたものでした。

そんな方々と同じ資格を得られた事を大変恐縮に思います。

しかし資格を得られた以上はそうも言ってられませんので、2建士の名に恥じぬよう日々、精進して行きたいと思っております。

「最端製図.com 学科クラブ」「最端製図.com」に出会えた事は「縁」に他なりません。

その「縁」を生かしたいと自分が思えば、最端製図.comは必ず答えてくれます。

2級建築士と言う資格試験対策を通じて、時間の有効的な使い方や努力は人を裏切らない等、

これからの人生においての教訓を教えて頂きました。

神無先生、文月先生をはじめご指導下さいました先生方、本当にありがとうございました。

最端9期生であれた事に、そして最端OBでいられる事に感謝致します。  


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