断面図の作図

チャプター4

窓や屋根の高さは、覚えておいて下さい。

プランによって形が変わる図面ですが、作図順序は統一して覚えましょう。

壁の厚みを覚えてしまえば、断面図でも活かす事ができますよ。


37' 00''

屋根や天井、床、窓の高さに点をとります。

窓の高さは、少しずらしておくとわかりやすいです。

一番上の点は、軒高よりも屋根の厚み分
(100o程度)高い位置にとっています。つまり屋根の外面になります。

37' 36''

天井と床のラインに補助線を引きます。

写真では少し強めですが、できるだけ薄く引くようにして下さい。

37' 56''

平面図を確認しながら、壁の位置に補助線を入れます。

開口部がない壁に関しては、補助線ではなく仕上げ線でも構いません。

入れたらその位置で合っているか確認します。

38' 38''

軒の出(壁心から600o)の位置に補助線を引きます。

外壁位置に屋根の表面の高さの点をとります。

通常は軒高から勾配の線を引き、その線から屋根の厚みを取りますが、はじめから屋根の厚みを考慮した位置から屋根を描くと時間短縮につながります。

 

39' 02''

屋根の仕上げ線とついでに屋根勾配の記号も記入します。

※最高高さを計算で求め、図面と合っているか確認しましょう。

この図面の場合の最高高さは、
8.19÷2×0.4+6.4(軒高)+0.1(屋根の厚さ)=8.138  となります。

39' 25''

屋根を仕上げます。

そのまま、天井、窓の高さ、床の仕上げ線を引いていきます。

41' 00''

壁と建具を描きます。

見え掛かりとなる窓枠も細い線で引いておきましょう。

42' 13''

窓の内法高さ、天井高さ

最高高さ、軒高、階高、床高を記入します。

 

軒の出寸法は、記入が求められていない場合は、記入の必要はありません。
もちろん描いてもOK(ベター)です。

映像では出てきませんが、室名も忘れずに記入して下さい。必ず要求されます。