平面図の作図

チャプター1

平面図の時間短縮のポイントは、壁の厚みを測るのではなく感覚で覚える事です。

また、定規の持ち替えや置き換えも意外と時間を取られます。定規はできるだけ
製図板の上(製図板の定規の上側)に置いておくようにしましょう。

柱や窓の位置は、自分の中でルールを設けておくと、考える時間を省く事ができます。


0' 00''

プランに合わせて壁の厚みを補助線で引きます。
(中心線は引く必要はありません)

壁と分かっているところは、補助線ではなく実線で引きます。

1' 48''

柱と窓の位置を確認します。

2' 19''

壁と窓を仕上げます。

同じように柱と窓、壁を仕上げていきます。

なるべく、横線なら横線を連続して引いた方が時間短縮につながります。ただし、横線を引く場所を考えるようでしたら、分かっている縦線を引いて下さい。

 

線を引きながら、次に引く線をイメージする事ができれば手が止まる事はありません。つまり、時間短縮につながります。

4' 48''

階段部分と便所を仕上げます。

壁、柱、窓、階段などが仕上がった状態です。

8' 20''

家具類を記入します。

家具は時間がなければ最後にして下さい。

 

屋根を記入します。

時間が無い場合は、ここまで描いて、続きは最後に時間があれば記入して下さい。

9' 17''

屋根を仕上げます。

庇を記入します。

耐力壁を記入します。

通し柱を記入します。

矩計図の切断位置を記入します。

  


壁の厚みを感覚で描く事は初めは難しいかもしれませんが、練習する事によって慣れてきます。
用紙何枚かを壁だけの練習に使ってもいいでしょう。(もちろんコピーしたものでも構いません)

壁を描く時、初めに引いた線が少しずれたと思ったら、もう1本の線も同じようにずらして下さい。
つまり、方眼からはずれますが、壁の厚みは保つようにします。壁の厚みが変わらなければ、
それほど印象の悪い図面にはなりません。