立面図の作図

チャプター5

時間短縮のポイントは、屋根や窓の高さを統一する事です。

平面図で覚えた壁の厚みは、立面図でも活用する事ができます。


44' 20'' 0' 00''

高さの点を取ります。

左側が窓の高さ、右側が屋根の高さです。
※高さ関係は断面図と合わせる必要があります。

屋根の高さは、下端は統一できますが、上端の高さ(最高高さ)は平面計画によって変わりますので注意して下さい。

写真では、定規の印を付けていますが、試験では禁止されています。各高さは覚えて下さい。

44' 49'' 0' 29''

屋根の高さを補助線で引きます。

南立面図の場合は、1階の平面図を見ながら概ね横の位置を合わせて下さい。

 

映像はわかりやすいように少し濃く描いていますが、実際はできるだけ薄く描いて下さい。

45' 03'' 0' 43''

縦線を引いて、建物の輪郭を仕上げます。

けらばの出(左右の屋根の出)寸法を600oにする場合は、方眼より150o外側に線を引くことになりますが、この150oは平面図の壁厚と同じです。

 

この部分の厚みは、屋根が4寸勾配の場合、約450oになります。方眼が455oなので、この1マスの大きさを利用して下さい。

ただし、プランによってこのサイズは変わります。 (2階の壁がセットバックするほど、大きくなります)

 

45' 50'' 1' 30''

窓の高さを補助線で引きます。

窓の高さは矩計図と合わせて下さい。
(もちろん屋根もです)

基礎パッキンが入る位置に線を引きます。

46' 07'' 1' 47''

窓を仕上げます。

 

48' 42'' 4' 22''

庇を記入します。

 

49' 22'' 5' 02''

屋根を仕上げます。

 

窓の描き方は、基本的には自由ですが、
動画ではこのように描いています。

 

※この写真では、わかりやすいように枠の幅を少し太めに描いていますが、できるだけ細くなるように意識して下さい。
(線がぎりぎり付かないくらいです。)

50' 30'' 6' 10''

最後にGLの記号を記入して下さい。

隣地境界線はできれば記入します。
(南側以外の場合は、位置に注意して下さい。平面図からそのまま下ろす事はできません。)